タブバーを消してみたら案外良い感じだった

タブブラウザに必要とされるものはタブという視覚的効果ではない。ウィンドウをやたらと増やさずに複数のウェブページを開くことができる機能だ。従って、ウィンドウの表示領域を広げるためにタブバーを消すという解決策はあながち悪いものではない。……というか、私は表示させない事に慣れた。不便はないし、画面が広くなって満足している。ぱっと見懐かしのSDIブラウザに見えるが、ソフトの中で切り替えられるのだから全く困らない。ただし、人によって相性は多分にあるだろうが。

何故タブバーを消すに至ったか。

私はタブを切り替える順序をタブの表示位置順にしていた。が、その設定を選択していた理由は実に消極的、タブの使用順に切り替える様にするとタブバーの表示順を見てしまい混乱するから、というものであった。

タブの一覧はタブバーに限らず、(Shift+)Ctrl+Tabや右クリック+ホイール回転等といったタブ切り替えのアクションの最中にも表示される。別にタブバーを見る必要はない。一度タブを切り替えるアクションを起こすまで何個のタブを切り替える必要があるのかわからない、という難点はある。しかしながら多くの場合タブの使用順に切り替えた方がタブの切り替えに要する時間は短縮される。単純にボタンを押す回数が減るからだ。

副次的により大きな利点を得ることとなった。

タブバーを非表示にすると多くのタブを開いているときキューに溜まりすぎているな、という圧迫感を感じずに済む。目に入らないのだし、どうせ全てのタブが最終的には処理されるのだから表示されて無くても良いじゃない、と。視界に馬鹿みたいな量のタブが入らないのは精神衛生上良い。

ただし、固定的に表示しているタブが存在するような人にとっては使い勝手が悪いことでしょう。私の場合ブラウジング用にWeekly Operaを使い、メール処理用に安定版Opera Huginの2つを入れていて、固定的に表示するタブは全てHuginにまとめているからこそ成り立っているような気はします。

我こそは、という人は一回タブバーを消してみると気楽になれるかもしれません。

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公開日時
2007年2月16日 午前2時53分19秒
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