肩書き無職の年度末は早々に過ぎ去り、4月からは厚生年金第一種被保険者になった。いわゆる社会人。一月どころか早々に週末の喜びと何となくプリンを買いたくなる気持ち(何)を理解し、体が朝方生活に順応した。インターネット接続を失ったからなのかもしれないが……まさか数日と経たぬうちに目覚まし要らずで朝日の昇る頃に目覚める体になるとも思うまい。
尤もインターネット接続についてだけいえば、厳密には自称世界基準のフューチャー・ブロードバンドを用意していたはずなのだが、新たな住まいではろくに電波を拾えなかったというのが実際のところ。結果としては良かったのかもしれないけれども。情報の全てをラジオから収集する生活もそれはそれでおもしろかったし、実際のところ必要十分。あくまでも一般的な社会やら経済やらの情勢を把握するだけに留まって良いのであれば、の話だけれども。
とりあえずUD01NAは売却ないし譲渡することになるだろう。電波が入る入らないはどうでも良い。持ち歩くのはコンピュータではなく、もっと小さなデバイスであって欲しいのだ。身動き取れない満員電車……とまではいかなくとも、駅の待ち時間などといった短時間で十分情報端末としての役割を果たしてくれないとまるで役に立たない。コンピュータは遅い。何でもできると同時に、活用できる範囲も限定されている。ずっと自転車通学していたが故に、僕は気づく機会を今まで得られなかったのかもしれない。
そんなこんなで気づけば5月。部屋もだいぶ片付き、近隣の地理も把握した。先週頃にインターネット環境も確保してみたけれど、案外使っていない。これは時間の使い方がまだ整っていないだけなんだろうな。
とりあえず言いたいことは一つ。生きてます。