Unix版Operaのプラグイン対応に関する一つの節目

金曜日です。今週もまた週末版が公開されたようですので、いつものごとく邦訳することに致します。

以下はOperaの開発者であるPatricia AasDesktop Team Blogへ11月30日に投稿したUNIX plugin milestoneを邦訳したものです。このエントリーには翻訳上の誤りが含まれる可能性があります。また、邦訳後のエントリー更新により内容に齟齬が生じることもあります。内容の正当性は保証しかねますので、必要に応じて原典を参照してくださいますようお願いいたします。なお、この訳文にはある程度の意訳を含みます。

Kestrelのアルファ版へGTKを有効化したプラグインのラッパを作成してから、Unix版におけるプラグインは二つ目の節目へ到達しました。Unix版のスナップショットを利用した方はご存じの通り、ここ数週間プラグインの動作がきわめて不安定でした。今回のスナップショットには新たな取り組みの成果が反映され、ウィンドウ不要のプラグインへ対応しました。これはしばらくの間Windows及びMac版にて姿を見せていた機能です。しかし、ツールキットの融合及びプラグインの範囲外にある処理が、プラグインの問題に対する素晴らしい突破口となりました。Qtベースのブラウザがレンダリングするウェブページの上で、ウィンドウ不要のプラグインがGTKを用いて直接描画できるようになったのです:D。Unix向けの本当にウィンドウ不要のプラグインは未だ存在しません。今回Operaが行った実装は、DiamondXプラグインへhttps://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=386144にて公開されているパッチを適用したプラグインの概念実証に基づいています。

ダイアログを常にブラウザウィンドウの前方に表示するために、Operaによるパッチも程なく追加します。このインタフェースを用いた実験的なプラグインがあれば、私たちの関心を引くこととなるでしょう。

二つ目の、そして待望の機能はFlashPlayer RCが動作することです。もしまだお持ちでないのであれば、http://labs.adobe.com/technologies/flashplayer9/から入手できます。

問題はプラグインを騙す事によって解決しました:w。OperaはAdobeの警告に対して自分がFirefoxであると返すようになったのです。FlashPlayerの新しい版を楽しみに待っています。このなりすまし機能は、環境変数OPERA_PLUGINWRAPPER_NO_SPOOFによって無効化できます。

その他多くの軽微な問題を解消しました。あなたの見つけた更なる問題点のご報告をお待ちしております。

警告: これは開発途上のスナップショット(片鱗)です。最新の変更を含むと共に、既知の深刻な問題やクラッシュならびにデータの消失を伴う問題を抱えています。つまり、このビルドは使い物にならない可能性があります。

警告: バックアップを作成してください。今回のビルと及びこれ以降に公開されるスナップショットビルドへアップデートした後、以前のKestrelで利用していたメールは読むことができなくなります。

既知の問題

更新履歴

Unix固有の修正

この文書の諸情報

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公開日時
2007年12月1日 午後9時04分19秒
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