むやみにキーをフックするのはやめてほしい

このエントリーは自分の環境でうまく閲覧することができなかったことに怒りを覚えた筆者がその状況を打開する策をどうにかして正当化し広めようと試みるエントリーである。まる。

最近ウェブ界隈のプレゼンテーションはHTML+CSS+JSで行われることが多くなってきたような気がする。おそらくそのまま資料を公開して情報を共有することが可能である点が受けているのだろう。しかし、もしその資料を公開しようと考えているのならばキーをフックしすぎていないか確認してほしい。(こういうのって、フックって言っていいのかな……まぁいいか。)

プレゼンテーション資料はページベースであり、多くの場合縦幅が固定される。しかしながら、ミニノートの解像度の主流は600pxである。ここが重要。横幅800pxはほぼ絶滅したが、縦幅600pxはまだ多少居る。もちろんミニノートのシェアは微々たるものだが、ちょっとした心がけ一つで何の不便も感じさせないものにすることができるかもしれないのだ。

対処法は簡単。上下キーをフックしない。これだけ。解像度が様々である以上、内容量が画面のどのくらいを占めてしまうかは未知数。一画面に収まるか否かなど判断できない。しかしこのようなプレゼンを行う人はほぼ例外なくリキッドレイアウトを行っているわけですから、横スクロールが出現しないことだけはほぼ保証できるでしょう。となると、左右などをページ送りに利用すればよいわけで、無駄に上下キーまでフックする必要はないわけです。上下キーをスクロールに残しておくだけでアクセシビリティは格段に向上することでしょう。

大抵このようなページに出会った時はShift+Gを押してスタイルシートを無効化した後に悠々自適なブラウジングを行うのですが、何を思ったかこのページではそれすらもフックされていてさすがに怒り心頭と相成ったわけです。無駄なキーフックはするものではありません。混乱しか招きませんから。

念のため付け加えておきますが、適切なショートカットキーは感謝しつつ使っています。何事もやりすぎは良くないと言うことです。

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公開日時
2007年1月27日 午後11時35分52秒
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