ズームメニューの表示に関するはなしの続き

アイコンが何を意味するか判らない人にとっては、そのアイコンが何をするためのモノなのか伝わらないのですよ。伝わらなければ意味がありません。

これはもっともだと思う。眼鏡が分かりやすいアイコンかと言われれば間髪入れずに否定するだろうし、そもそもアイコンというインタフェース自体好きではない。カスタムの結果ならまだしも、よほど普及したアイコンでない限り理解されないのだから。通用するのではないかと個人的に感じているのはボールドのアイコンやイタリックのアイコンくらいのもの。ほとんどのアイコンは、分からない。覚えるしかない。それを脱することができた時新しい時代になるのだろうなぁ、なんて思ったりするけれど、その気配は今のところ見えない。そのあたりLivedoor Readerとかは上手く作られているなぁ、と思う。閑話休題。

常時表示されているという点でIE7はOpera9よりこの機能を使わせる気があるのだろう、と思う。しかし、配慮が欠けているのではなかろうか。なぜズーム機能だけ最下部に配置するのか全く理解できない。最下部に目をやる人がどの程度いるというのか。最下部はそのサイトの情報を表示する領域ではないのか。……まぁ、Windows XPに導入した場合もVista標準であるメニューバー非表示にしてしまうようなソフトですから期待するのが間違いなのかもしれませんが。

ズームしたい、という強い欲求を持っていた時に虫眼鏡を見つけたら押すかもしれないが、眼鏡は押さないだろう。ただ、個人的には最下部に配置されたズームがプルダウンメニューであるという事に気付く人と謎の眼鏡ボタンを押そうと思い立つ人の数はそれほど変わらないのではないかなぁ、とも思っている。

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公開日時
2006年11月4日 午前0時28分48秒
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