LOOX P70RでUbuntu 7.10
ubuntu 7.10 Gutsy Gibbonを富士通製ラップトップ、LOOX P70Rにて利用した際に書き残した自分のための覚書です。 なお、LOOX P70Rとビジネス向けのFMV-P8210、海外向けのLifebook P1510Dは同じ機種となります。
動作状況
指紋センサとモニタの下にあるボタンを除き、特に問題なく動作しています。
アップデート
折角楽と評判のUbuntuを使うのですから多少はマウスで操作してみます。 Synapticパッケージ・マネージャからレポジトリを変更したのち、まずはアップデート。 なお、レポジトリの変更はメニューバーの 設定 から行えます。
- 設定の変更
- CD-ROMからのインストールのチェックを外す
- ソフトウェアはmain、universe、multiverseから入手するように。ソースコードも入手するように
- canonical.comと、ubuntulinux.jpからも入手するように
- アップデートはsecurityとupdatesにしておく
- 再読込
- 全てアップグレード
- 適用
日本語版セットアップ・ヘルパ
付いているものは素直に使うことにします。 日本語版セットアップ・ヘルパを起動する。
sudo ubuntu-ja-setup-helper
これによって以下のパッケージを導入します。
- ubuntu-restricted-extras (制限付き拡張パッケージ)
- xpdf-japanese (xpdfの日本語サポート)
- lha-sjis (Shift-JISファイル名対応LHA)
- latex-env-ja (LaTeX日本語環境)
- latex-extra-ja (LaTeX日本語環境拡張)
- Skype (Skypeインターネット電話)
コマンドラインを叩いた方が早いです。
重要と思しきものを導入する
まずはビルドに必要なツールを諸々導入しておきます。
sudo aptitude install build-essential
キー配列の変更
設定ファイルはなるべく直接変更せずに済ませるため、Gnome上から変更します。 キーボードの設定を開き、以下の設定を施します。
- レイアウトをU.S. Englishに
- レイアウトのオプションとして以下のみを選択
- Hyper is mapped to the Win-keys.
- Swap Ctrl and CapsLock.
SKK
日本語入力はAnthyよりSKKの方がまだ高速ですのでSKKを導入し、ついでにQtアプリ(というかOpera)でも利用可能なようにパッケージをいくつか導入します。
sudo aptitude install scim-qtimm scim-skk scim-bridge
SCIM入力メソッド設定から適当に設定を変更します。
テキストに関するアプリケーション
編集用にVimを、閲覧用にlvを導入しておきます。
sudo aptitude install vim-scripts vim-gnome vim-addon-manager
sudo aptitude install lv
WWW
Webブラウザ
まずは安定版をインストールします。
sudo aptitude install opera konqueror lynx amaya
Firefox Nightly
テスト用にFirefoxのtrunkをインストールします。
wget http://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/nightly/latest-trunk/firefox-3.0b3pre.en-US.linux-i686.tar.bz2
tar jxf firefox-3.0b3pre.en-US.linux-i686.tar.bz2
その他のアプリケーション
sudo aptitude install ntp xchat
タッチスクリーン
P-Series Touchscreen Driver for Xの手順に従えば概ねうまく行きます。 ダウンロードセクションを確認し、最新のドライバを導入してください。
wget http://stz-softwaretechnik.com/~ke/touchscreen/fujitouch-0.6.5.tar.gz
tar zxvf fujitouch-0.6.5.tar.gz
sudo cp fujitouch-0.6.5/fujitsu_drv.so /usr/lib/xorg/modules/input/
sudo cp fujitouch-0.6.5/stylus /etc/init.d/
sudo aptitude install setserial
update-rc.d stylus defaults 12
setserialはX起動前に行う必要があり、Ubuntu 6.10の場合、起動順序13でgdmが起動されてしまう
そうですからこの方に倣って私も12で起動させるように設定しています。
続いてxorg.confを書き換えます。
sudo vim /etc/X11/xorg.conf
以下のセクションを追加します。
Section "InputDevice"
Identifier "touchscreen"
Driver "fujitsu"
Option "Device" "/dev/ttyS0"
Option "DeviceName" "touchscreen"
Option "MinX" "82"
Option "MinY" "146"
Option "MaxX" "4036"
Option "MaxY" "3999"
Option "SendCoreEvents" "On"
EndSection
また、ServerLayoutセクションに以下の1行を追加します。
InputDevice "touchscreen" "CorePointer"
awesome
タイル型ウィンドウマネージャ、awesomeを導入します。 敢えてGnome上で設定した意味が分からないという指摘は受け付けません。
とりあえず必要なものを用意。
aptitude
でなく apt-get
でやった方が余計なものが入らない気もする。
wget http://awesome.naquadah.org/download/awesome-2.0.tar.gz
tar zxvf awesome-2.0.tar.gz
cd awesome-2.0/
sudo aptitude install libconfuse-dev libxft2-dev libcairo2-dev
sudo aptitude install libxinerama-dev
sudo aptitude install libxrandr-dev
sudo aptitude install asciidoc xmlto
そしてインストール開始。
sudo make install
awesomeで使うアプリケーション
とりあえずターミナルとしてmltermを導入します。
sudo aptitude install mlterm
無線LAN設定の省力化のためにwlassistantを導入します。
sudo aptitude install wlassistant
最新版の場所はxwconfigのページで確認します。
sudo aptitude install libgtk1.3-dev
wget http://www.random-works.co.uk/xwconfig/xwconfig-0.0.1.tar.gz
tar zxvf xwconfig-0.0.1.tar.gz
cd xwconfig-0.0.1/
以下、未稿。